一人暮らしをスタートさせるために、始めたのが出会い系でお金を出してくれる人探しです。
友人から教えてもらったパパ活アプリなら、お金を助けますって言ってくれる人を探せると聞きました。
瑠璃花もJメールやワクワクメールの中で、セックスをしない、魅力的な男女関係を作れています。
一人暮らしを始めたい私は、パトロンがどうしても必要なのです。
パトロンの意味を理解してからは、一人暮らしに対しての野望が、かなり強めに燃え上がってしまうようになっていました。
募集を続けた結果なのですが、支払いをしてもよいという連絡がやってくるようになりました。
LINE交換して、詳しい説明を聞くことにもなります。
パパ活という領域を出ないような方たちは、正直多くいました。
1回の食事で5000円という提示をされたこともあります。
通常なら、この提示でも凄いなと思えるのですが、私が必要なのは一人暮らしの資金。
家賃や生活費です。
さすがに、これを受けてしまうわけにはいきませんでした。
何度も面接に足を運ぶようになりました。
その結果、魅力的な条件を提示してくれる人まで現れたのです。
50代の会社経営の方でした。
Jメールでやり取りした工藤さん(仮名)とは、ビジネスホテルのラウンジに設置してある喫茶コーナーでの面接でした。
とても立派な落ち着いたホテルの一角で面接をしてもらうって、富裕層の人らしいなぁという印象。
「お金が欲しい理由は、何かあるの？」
聞かれたため、素直に一人暮らしを始めたいけれど、その資金に困っていることを説明させてもらいました。
「そうか、そういうのは若い頃は確実に考えるからね。どうだろうか、直ぐに資金提供はできないんだが、しばらくの間、食事に付き合ってもらえるかな？この時もお金を支払うから」
条件が1回の食事で2万円。
しばらく食事に付き合ってもらった後に、正式に援助するかどうか決めると言われました。
お食事にお付き合いすると、返事をしました。
大きな金額を出してもらうというのは、本当に難しいものだなと感じました。
意気投合して直ぐに支払いなんて、都合の良い話はあるものではないんですよね。
辛抱が必要だなという感じでした。
魅力的な提示をしてくれたのが、やはり50代の投資家の方でした。
ワクワクメールで知り合った久世さん(仮名)にも、面接のときにお金が必要な理由を聞かれました。
この時も正直に応えました。
なかなか、納得のいく表情を見せてくれていたのが印象的でした。